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2009年7月12日 (日)

基礎学力を問う 3章

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恒吉僚子執筆。 「グローバル化社会における学力観」

おおまかには、東アジア(日本、中国、シンガポール、韓国)と欧州、アメリカという枠組みでの視点がある。勿論、欧米が正しいなんていう戦後の価値観を提案しているわけではないが、TIMSSで数学が1位となったシンガポールの底辺校が民族的マイノリティ(マレー人)が目立つこととは対照的に、アメリカでは人種的マイノリティの教育機会均等問題が中心的課題となっていることは、やはり求められる学力が異なっている。

これを執筆者は「教科準拠型」と「教科再構築型」に分類している。

  1. 教科準拠型:効率的にテストでの得点力を上げる合理性、進学塾的、「できるようになる」学力、知識やスキルの習得、勤勉さ、忍耐強さ、努力
  2. 教科再構築型:正しい答えに到達するよりも思考や理解するプロセス・獲得される内容、定説を覚えるよりも批判的に見る力、知識の受容よりも知識の創造、反省・自己評価、総合的な学ぶ力、協力する力、対人関係のネットワーク化・共同体の構築・自己解決能力、学ぶことに喜びを見出す、テーマを見出して論文が書ける、時間がかかる、身に付いたものがテストや数字で測定しにくい

結果的には、誰のための何を目指すのか、どのような学力に対して有効なのか、どのような目的のための学力か、どのような子どもにとっての学力なのかを明確にしなければならない。

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