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2009年1月31日 (土)

シュリ

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AA-DVD-%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AE%E3%83%A5/dp/B00005V1CO

韓国を学んで、韓国を観ておこう、とこれも劇場で観た映画。2000年1月に日本公開だから、9年前となる。

このころは韓ブーム以前なので、韓国映画が日本で公開すること自体珍しかった時。私もこの映画以降、韓国映画をよく観に行った。

しかし良いものは良いし、悪いものは悪いので、韓国映画だから面白いわけではない。ただ、ハリウッド映画とは異なり、アメリカ万歳でもないし、日本人には馴染みやすい映像(部屋の天井が低いとか・・・)という点だけだった。自然と韓流ブームが訪れる2003年には観なくなった。

しかしやはりシュリはいい映画だと改めて想う。

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観光コースでない「韓国」

http://www.amazon.co.jp/%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%84%E9%9F%93%E5%9B%BD%E2%80%95%E6%AD%A9%E3%81%84%E3%81%A6%E8%A6%8B%E3%82%8B%E6%97%A5%E9%9F%93%E3%83%BB%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%A0%B4-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%85%B6%E4%BA%8C/dp/4874981496/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1233377949&sr=8-2

これも時間がかかった。理由はやはり言語。知名と名前・音がなかなか頭に入らない。

韓国は戦後50年を経た1996年に訪れている。10年以上を経ている以上、記憶は曖昧だ。従って、その記憶を戻すべく、この本も2000年に新版が出版されているが、1994年版を読んだ。

しかし、人間の記憶というものは何と曖昧か?独立記念館も堤岩里教会も行ったはずなのだが、ぼんやりしている。再度確認すべし。

あとは歴史を紐解くから、地続きとなる「満洲」を読んだ後の韓国という意味では読みやすかった。満洲と同じ著者だが、いずれも建築物に着目している点には感心する。こういう視点で社会科の教科書も書かれれば関心がわくのだが・・・

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2009年1月26日 (月)

誕生日

40歳の誕生日であった。

40歳というのは何なのだろう?こういう年齢を一つの節目としたいが、たかが数字という想いの方が強い。本当は大したことではないことかもしれない。

実は、私は3年周期で転換期が訪れる。最近の転機は2年前の知の転換ということは実感しているのだが、ここ最近は知の転換から知の拡大へ手を伸ばしつつある。これは一つの転換かとも思うが、この知の拡大が臨界地点に達しなければ、次の転換が起きないような気もするので、あと1年くらいで転換が起きそうな気がする。

これまで生きて来て、今、立っているその地平を眺め直して、驚いてしまうことがある。今まで歩んできた道が曲がりくねっているのにも関わらず、結局は迂回しただけで、スタートしたときに観た方向に向かっていたり、予想以上に高い地平に達し、世界を広く眺めることのできる地平に辿りついていたりする。

それには支えられてきたことによって気付かされたことは多い。

今年からは、年も年だから、支えられるより、支えていくことができるように精進したい。

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2009年1月25日 (日)

観光コースでない「満州」

http://www.amazon.co.jp/%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%84%E6%BA%80%E5%B7%9E%E2%80%95%E7%80%8B%E9%99%BD%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%BB%E5%A4%A7%E9%80%A3%E3%83%BB%E6%97%85%E9%A0%86-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%85%B6%E4%BA%8C/dp/4874983529

3年前に「観光コースでないマレーシア・シンガポール」を読んではいるのだが、長年学習の必要がもっともあると考えていた「満洲」に手をつけた。そもそも満洲は私のルーツであるから、海外ではここから手をつけるべきであったのだが、その時、その時の必要に迫られ、今まで棚上げしていたにすぎない。なぜ今か、と問われれば、「レッドクリフ」→「三国志」→「ラストエンペラー」→「満洲」という道筋で来たというのもある。

で、やはり今まで避けてきただけあって私の頭では困難はあるのもので、まずは漢字が苦手。これはどうしようもないのだが、一度書かなければ頭に入っていかない。だから読んでいるだけではどうしても話が繋がっていかなくなる。さらに地理。場所がなかなか頭に入らない。こうして何枚かの地図を見ても、旅順と大連を含めた詳細な地図が存在しない。文章が理解できないのではなくて、空間理解ができないことに気持ち悪さを感じる。勿論、その地図はネットにはあるが、それは印刷しなければ持ち運べない(基本的に外出して読んでいる)。これは非常に奇妙なことだとも思うのだが、ほとんどの人はこの地域に興味を持っていないということだろうか。

この本は、戦跡の歴史を訪ねるガイドだが、その歴史を建築物が語っていることによく触れている。著者はそれが大切なことだと考えているらしい。これは私にとって興味深いところだ。

この本を手始めに、沖縄・韓国・ベトナムも読もうと思っている(沖縄、韓国は行ったことがあるが、ベトナムは無い)。余裕があれば、台湾・香港も。私は工学系だから、こういった海外旅行の本は言語と地理に苦しみながら読むしかないのだが、唯一の救いは建築・土木分野の話なのだな、と活路を見出した。正直、建築・土木の話だとホッとするのだった・・・

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ラストエンペラー

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%BC-DVD-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%83%E3%83%81/dp/B0001CSB80

御存知、監督・脚本:ベルトルッチ、サントラ:坂本龍一の当時、アカデミー賞受賞作品、世界初の紫禁城撮影ということも当時話題になった。

いつか観なおそうと思いつつ・・・劇場で観てから20年という歳月が流れてしまった。当時の私には理解しえなかった部分もあったであろう、ということで、学習しなおしてから観ようと考えていた。

やはり20年の歳月は長い!その当時、インパクトのあった場面だけ記憶しており、名前なんかは読み飛ばし(字幕)て理解していたのだろう、細かい部分は殆ど覚えていない。新鮮な感覚での観直しとなった。特に、坂本龍一が甘粕正彦を演じていたとは・・・。

あとは、私が歳を重ねただけあって、ジョン・ローン演じる溥儀の心情が手に取るようにわかる。当時は若さゆえか、なんて世間知らずの皇帝なんだろう、なんて感じていた。しかし、彼の生活環境を考えると、最後の選択も人の弱さゆえにあり得る選択として受け止めることができる。この心情にサントラはやはり効果的な音楽だと感じることもできた。このサントラも何で評価されているのか、正直よくわからなかった。戦場のメリークリスマスのサントラの方がずっとすぐれていると感じていたのだ。でも、それは溥儀の心情が理解できなかったから。溥儀が何かを取り上げられた時、自由を拘束された時の坂本のサントラはグッとくるものがある。

ちなみに、当時劇場公開では当時の虐殺場面は配給会社によって勝手にカットされていたらしい。南京大虐殺を示しているのだが、映像自体は中国共産党軍による処刑場面らしい。それがDVDでは再現されており、観ていない場面であることは認識できた。

DVDが欲しくなったが、既に生産を終了しているー現在、プレミアついてる。

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2009年1月21日 (水)

街場の教育論

http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%97%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%95%99%E8%82%B2%E8%AB%96-%E5%86%85%E7%94%B0-%E6%A8%B9/dp/4903908100/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232536937&sr=8-1

教育の専門家ではないのだが、他分野の人が書いた教育論としてはかなり高度だと思う。専門家が書くとくどくなるところを、すっきりとした論理展開を見せているところなどは素晴らしい。特に「いじめの構造」は見事。

彼の立場は「フェミニズム批判」「格差社会批判」「ニートが仕事を自己表現のようなものと考える創造的労働者の末路」とする思想なので、この論点は受け入れがたい人は多いかもしれない。

私は「格差社会」の解釈もそういう人もいるだろうなぁと思うし、「フェミニズム」についても逆差別を進めているのではないかという疑問も持っている。社会問題を一つの側面で原因を切り落としていくことは危険だと思う。いくつかの要因が絡まって生じている問題と考えた方が信憑性があると考えている。だから、彼のような視点は一つの可能性として受け止めておきたいというのが私の社会感覚だ。

それは教育問題も同様。一番バカバカしいのは自分の大学の大学生が分数ができないからといって低学力論争を起こした人たち。アホじゃないか、と思う。様々な角度から、教育の可能性を追求していくことは有意義だと思う。しかし、ひとつの角度から切り落としていくことはやはり許せない。

内田氏のいう、惰性があるからに他ならない。

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2009年1月17日 (土)

007/慰めの報酬

http://flash.sonypictures.com/intl/jp/movies/quantumofsolace/site/

前作「カジノロワイヤル」では007の誕生を描いている(だからと言って時代が逆戻りしているわけではなく現代です)が、これはその続編。実は前作は観ていなかった。なので、昨日レンタルで観て、翌日にこの「慰めの報酬」を観たので、記憶としてはかなり新鮮に頭に残っている状態で観た。

007シリーズは、比較的観ている方だし、好きな映画シリーズの一つなのだが、前作は誕生ということで、「何で最初に戻すの」と思ったし、単発になるのであろうと思って観なかった。

その前作「カジノロワイヤル」は誕生から描いているだけあって、ストーリー展開はテンポがいい。ただ、ラストはいただけない。そのラストからが007だろ!と突っ込みを入れたくなった。しんせいジェームスボンドは、私の中ではかなり「違う!」。ジェームスボンド役の「ダニエル・クレイグ」はエレガントさが無い。これはいただけない。ただのサバイバルムービーの主演という風貌でしかない(但し、ダニエルクレイグのスーツ姿もかなりいいい、高そうなスーツ・・・)。これは時代の変化からであろうか?私は今までのジェームスボンドが着るスーツ、振る舞いなどのエレガントさとアクションのワイルドさのギャップに魅かれていたのだが。

で今作品なのだが、まずは映画館。ユナイテッドシネマ、まさかの11スクリーン。最大スクリーンなのだけれども、やっぱりダメ。でかすぎるのに奥行きの無い場所で観るからテレビを間近で観ている感じ。

ちなみに、映画とテレビは撮影の仕方が異なる。テレビは小さいことを前提に撮るのでアップ画面が多いのだが、映画はアップ画面を多用するのは禁じ手。画面が大きいので、風景も含めて映し出すシーンを切り取っていくのが普通。

ただ、アクション映画となるとまた別の要素が入る。アクションにはスピード感が欠かせないので遠目で撮ってはスピード感が出ないのだ。スピード感を出すにはアップでカットを増やしていくことが必要になる。

この映画も同様で、アクション場面になると、アップでカット多用となる。しかも11スクリーン。全体像が見えなくなるのだ。試しに皆さん観てみてください、テレビに30cmほどに近付いてアクションシーンを観るのがどれだけ苦しいか。これなら、多少音響が劣っているスガイに行けばよかった。

で、本題。前作を観ていなければ理解不能です。私は前日に観ましたが、それでも人物の名前と役割を忘れています(だって脇役なんだもん)。前代未聞の007です。そんなこと考えずに昔ながらの007と同様にこの映画を観に来た人はがっかりします。007の続編なんて作るな!と言いたい。で、ストーリーですが、大したことはありません。面白くなくはないが、これまでのアイデア満載の007的なストーリー展開は無いです。今さら普通のカーチェイスを007でかよ、使い古されていて007でやることじゃねーよ・・・みたいな。あと、偶然なんだけど昨日ブログに書き込んだ「水」問題-この利権が闘争の焦点になっています。

ただ、お金はかかってるので見応えはあります。

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2009年1月16日 (金)

放送ステーションで「水」の管理について特集をしていた。

日本は海水を真水にするフィルター開発は優れているが、管理運営という組織化は遅れているという。その結果、日本の一部の地方では管理運営を低いコストで海外企業が行っている。で、日立製作所など14社が協議会を設立したとのニュース。

これに対し、すぐれた技術を海外に進出させていくことを視野に入れたらいいとキャスターはコメントする。

うーん。微妙。日本国内でも海外に依存している実態がある中で、海外進出ってどう?しかも日本へ進出している海外企業は侵略の歴史の結果、発達したもの。インフラを政府が管理せずに海外依存が増えるのも不安だが、海外進出って、どう?発展途上国への提供はわかるけど・・・

インフラは政府が責任をもって管理ーが原則だと思うのだけど、そうはいかないのかなー。

不況になり、今後、日本は「どこかに進出して儲けなければならない」という思想がさらに進むのかもしれない。そこから穏やかな世界は見えてこないような気もする。すぐれた技術を開発することをさらに増やしていく、力を入れていく、という歩みがいいなぁ。

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2009年1月15日 (木)

89

何の数字かと言えば、2008年のこのブログ上の書籍記録の数です。89冊。落ちました。2007年度は155冊でした。落ちてます。

ブログに記録すると、こういうことがわかるので便利だが、傾向も考えなくてはならない。本のジャンルが変わってきたことと、ブックレットが少なくなったこと、固い本が増え、時間がかかってしまっていることなどがあげられます。

必ずしも悪い傾向だとは言えません。くだらない小説も読むのは辞めにしてきました。映画もそうですが、あらすじから大凡の内容(映像)が推定できるようになってきたことがあります。だから「知らないこと」「予測不可能なもの」を読んでいます。

2009年度は○○冊にしよう、などという数値目標は立てませんが、新しい読書へ展開したいと考えています。

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2009年1月14日 (水)

告白

http://www.amazon.co.jp/%E5%91%8A%E7%99%BD-%E6%B9%8A-%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88/dp/4575236284/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1231944582&sr=8-1

かなり凄い小説。世界としては宮部みゆきの「模倣犯」に近いかな?

しかし、模倣犯よりも優れているのは、確実に読者を多角的立場に置いてしまう手法。この書き方は初めて読んだ気がします。それぞれの悲しみを、それぞれの立場で描き切ってしまう著者は凄いなぁ、と。犯罪者の心理というのは研究されているのでしょうが、「こんなこと思うの?」と、私の想像を絶する心理を描いているので、心理的展開が意表をつく。

ダーーーーーっと一気に読みとおせる本。

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2009年1月13日 (火)

三国志 22~30

正直、やっと読み終わったという気分。おもしろかったか、と言えば、面白くはなかった。どうも全体像が掴みにくい。話の区切りが無く、永遠と続く30巻までの話は全体像を見失わせる。

それでも読み切ったのは惰性もあるが、個々に出てくる人間関係に学ぶところがあったこともある。人間の奢りがあれば必ず滅び、奢りに人はつけこむその構造は真理であろう。終盤では孔明のリーダーとしての生きざまに学ぶところが多い。

しかし、最後まで気になったのは、どう考えても「同じ顔」だろ、というキャラクターの貧困さ。鎧をつけているだけに服装で区別もさせれない苦しさ。

しっかりと名前を覚えて、文庫でじっくりと読んだ方が頭に入ってくるかもしれないなぁ。そのうち挑戦したい。「700ページ×5巻=3500ページ」の文庫本。

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2009年1月12日 (月)

チェ 28歳の革命

http://che.gyao.jp/

御存知、革命の象徴となっている「チェ・ゲバラ」の半生を描いた映画。

チェ・ゲバラ革命家になる前の学生時代を描いた映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」から接続するストーリーになっている。観ていない方は観てからこの映画を観た方がいいであろうとは思う。個人的には共感するところが多く、純粋なゲバラの学生像が描かれている。

その後の革命家として生きた前半を描いており、「キューバ革命」までである。ある意味でのサクセスストーリーを描いていく映画になっているかもしれないのだが、問題は後半なのだろうなぁ。ゲバラが周りが見えなくなっていくボリビアをどう描くか。

「モーターサイクルダイアリーズ」とは異なり、この映画は必ずしもゲバラに共感しながら観ることはできない。もっと面白おかしく、カリスマ性やイデオロギーを強調し、アクション映画的に描くこともできただろうが、それは結局、嘘になるからしなかったのかな。それもあって、映画自体はつまらない部類に入る。しかし、この時点で評価を確定するのは危険であろう。後半の「39歳別れの手紙」までを観なければ。

この最近の映画の「続きもの」はやめてほしい。2回も映画館に足を運ばなければ正確な評価はできない。

レッドクリフもこの映画もそうだが、最近の映画は「英雄もの」が多いかなぁ。世界が求めているのは何でもいいから「勝ち組の英雄」なのかしらん。リーダーではなく英雄。英雄はチャンイーモウ監督・ジェットりー主演の「HERO」でいう「英雄」がやはりしっくりくる。普通の人が勝ち負けにこだわらない英雄がいい。格好いい英雄はいらない。本当の意味でジェットリーの英雄が格好いい。

そういう意味でこの映画は、後半の映画でチェゲバラをどれだけボロクソに描き、その中からどれだけの「真理」が表現できるかが評価の鍵となるのでは。

ちなみに映画館で卒業生に再会した。もう28歳の社会人であった。

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2009年1月10日 (土)

空は今日も青いか?

http://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E3%81%AF%E3%80%81%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%82%82%E3%80%81%E9%9D%92%E3%81%84%E3%81%8B-%E7%9F%B3%E7%94%B0-%E8%A1%A3%E8%89%AF/dp/4532165539/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1231513895&sr=8-1

学研が小論文指導の参考図書としてあげており、アマゾンでもレビューは絶賛の嵐。著者は「池袋ウエストゲートパーク」の石田衣良だが、その小説も読んだことはないのに、私はこのエッセイを友人から借りて読んだ。

絶賛されているが、さっぱり面白くない。それが正直なところ。書いた時代が4年前だったりするので、古い。新しい見地に立った意見かといえばそうではない。割とその辺に転がっている論理と意見。なんら斬新さは感じ得ない。ひいき目に見れば、古いエッセイだから・・・かな。

読んでみて、石田さんに悪い印象は生じないのだが、社会問題などに目を向けた論評は、もう少し広く、深く述べてほしいものだ。

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2009年1月 9日 (金)

悩みを抱え続けること

受験指導をする場合、合理的・効率的に科目の絞り込みが行われる。国公立の一般受験ならば違うが、推薦や私立大推薦・私立一般受験というと、得意科目しか学習しないという環境を生み出す。

個々の特性に応じて、このような絞り込みはあり得るのだが、これが、全国一斉に行われると国家的な問題になる。

そもそも、学習は「私の知っている世界」から隔絶されていた、未体験の「新しい世界」と向き合うことである。不得意科目となりやすい数学や物理学、英語というものはその最たるもの。その「新しい世界」が理解できる・できないに関わらず、人として向き合わなければならない。「理解しやすい世界」は既に観た世界で、それだけを学んでいくことは、本人にとって何ら新しくも何ともない、視野の広がらない学びにしかならない。そこに本来的な喜びは無いものと想像できる。

 

つまり、「不得意科目」とは私(あなた)の「新しい世界」なのだ。

 

分かりやすいことは必ずしも人を成長させない。理解しがたいことこそが人を成長させる。だから、不得意科目、理解しにくい分野は自分で抱え込みながら歩むことこそが成長となる。

新しい価値観や文化というものは生きている中で必ず出会うものである。私でもバブル崩壊、ITイノベーション、金融危機などなど世界が転換する瞬間というものがあった。それを受け止めるまでに社会は時間を要するが、自らその転換された価値を掴み取りつつ、その文化を理解する必要がある(一方で、理解することは同意することではない)。

理解しやすい教材しか学べないーこれは理解しやすい人としか関わらない人となる。多文化共生社会の多文化の中では生きにくく、共生することは不可能になり、究極には「引きこもり」という結末を迎えるのではないだろうか。常に開かれた世界で共に生きることこそ、必要な資質であろう。

 

合理的・効率的に私(人)を育てることは、悩みや葛藤を抱え続けることなのかもしれない。

 

ちなみに、「不得意科目=新しい世界」について述べたが、これは社会人の「苦手な人」にも当てはまる。

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2009年1月 8日 (木)

三国志 14~21

とうとう曹操も関羽も死んでしまった。

これから終盤に入るが、ひとつひとつのストーリーに面白みを感じつつも、全体的なストーリーには少し飽きてきたというのが正直なところ。

個人的に、ストーリーの人間関係としては旧約聖書に描かれている関係以上でも以下でもないので、たいていのことは驚かない。曹操も関羽も死んだ中で、果たして読み続けることに意味があるのだろうか・・・なんて考えてしまう。

あと9巻。せっかくだから、最後まで読もうっと。

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2009年1月 6日 (火)

余暇をどう使うかというのは人格を試すテストである

年末年始休暇も終了します。仕事は学園新年礼拝から始まります。

今日のタイトルはエルバート・ハバードというアメリカの教育者の名言・格言だそうだ。

http://becom-net.com/wise/eruba-to.haba-do.shtml

私はどうだろうか?果たして人格は大丈夫なのだろうかと悩んでしまう。

読書の目標を掲げていたが、ノルマは達成できていない。ノルマは5冊を想定していたのだが、3冊で打ち止め。上まで読んだ「罪と罰」も下が進んでいない。「空は今日も青いか?」も三分の一でストップ。それは、三国志の漫画に手を出してしまったからでもある。これまた中途半端に14巻で打ち止め(あと16巻)。ただ、教育と経済の新書を読んで、この2つが接続していった、つながっていったことは私にとって大きかった。

映画ももっと観る予定だったのだが、3本で終了。ローリングストーンズ、K21もと思っていたが、前述した漫画も含めた読書に費やした。

ワードロープの整理。これはバーゲン時期には必ずやるのだが、新規購入はしても廃棄の決断には至らなかった。必要なのは仕事用スーツの整理だが、スーツの廃棄は勇気が必要。うううむ・・・。バーゲンでは仕事着しか買わない。普段着はどうでもいい。というか着て行く場所もそんなに多くない。喫茶店や映画館に行くために着飾る必要もない。仕事着は信用にかかわるのでお金をかけることにしている。そういう歳になってしまったということでもあろう。今月で40です。今、買い換えた方がいいんだろうなぁ、と思っているのはパソコンと車。でも買わない。

やり残しの仕事を処理することも中途半端であった。ビデオ編集があったのだが、まだ終了していない。研修会の基調報告の論述。これは本を読み終えてからでなければ手を付けない方がいいと思い、今日までひっぱっていたが、ようやく今、原案完成。

年賀状は今年は雑になった。全員にコメントを書くのが普通だが、デザインも内容もありきたり。コメントは書けなかった。遅れてもいいから全員書けばいいじゃん、って思うかもしれないけど、できるだけ元旦に届いてもらいたい、届かないと目上の方には失礼な感じがするので一晩で書き上げた。毎年年賀状は、170枚前後なのだが、今年は220枚を超えた。おかしい。担任を持っていて170枚前後であったのに、担任をもっていないのに220枚強。もうそろそろ印刷を外注した方がよいのかもしれない。今年の年賀状を200枚しか買っていなかったので、昨年度の年賀状に急遽印刷して投函(もらった人は驚くだろうなぁ、去年のお年玉付き年賀はがき)。で、手書きで住所と宛名を書くのがポリシーなんだけど(実はパソコンで印刷してある住所と宛名の年賀状を貰うのは好きじゃない)、そのポリシーも限界かな。住所と宛名書くだけでギブアップしてしまった。

料理も長期休暇には気分転換に行う。毎年、引越祝いにもらったオーブンを利用してお菓子を作るのだが、今年はダメ。オーブンはスパイシーチキンを創って終わり。あとカレーとビーフシチューを創って終わり。大した料理はしなかった。勿論、おせち料理なんて作れないから作らないし、挑戦もしなーい。

結局、どれも時間が足りない。2008年は、休暇が不足していた。今年度初めてゆったりと何日も休めた。特に11月のマレーシア・シンガポールから帰国して、クリスマスまではひどかった。この23年の中でこれだけ忙しいクリスマスは初めて。そんな多忙をこなしていっただけに、この年末年始休暇は、欲張って色々なこと考え過ぎて、どれも中途半端になった。

不満は無いが、達成感も無い。やっぱり人格を試すテストは不合格か?

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2009年1月 4日 (日)

三国志 8~13

1~7はこのブログにも記述したが、60巻までだと思っていたこのシリーズは、昔のコミックとは異なり、2冊を1冊に編集し一新した結果、30巻までらしい。少しホッとした。

とはいえ、まだ13巻まで。レッドクリフの赤壁までを読み終えた。

困るのは、突然劉備に髭が生えていたり、あまり個性が無い絵を描くものだから、偉い人とはわかっても、見分けのつかない似通った絵を書いていること。見分けつきません。

感慨深いのは、リーダーとしての立ち振る舞い。学ぶことはまだまだ多い。

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学力とは何か?

http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B-%E6%96%B0%E6%9B%B8y-%E8%AB%8F%E8%A8%AA-%E5%93%B2%E4%BA%8C/dp/4862483372/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1231077935&sr=8-1

久しぶりの教育関係書籍です。

さて、プロ教師の会・諏訪哲二の本だが、彼の本にしてはかなり地味なタイトルで目をひくものではない。いよいよ新書も変なタイトルつける時代も終わるのかな。そんなことを考えながら購入した。

教育関係の本は古典は別にして、こういう新書は最新刊で読むべきものであろうと思っている。2008年12月8日発刊の本だが、1年以内のタイミングで読まなければ情勢は変化しているので、なかなか読みにくくなる。自分の存在位置をタイムスリップさせて読む必要があるからだ。それだけ教育情勢の変化は「激変」といってもいいくらい、急激な変化を呈している。教育基本法が変えられ、教員免許更新制や学校評価制度、学校選択制や先日発表された高等学校の教育指導要領など、制度的にこれらが複雑に絡まり合った中で、世界経済の落ち込みと格差社会という背景が組み合わさって日本の教育はどこへ向かうのか皆目見当がつかない。しかし、未来を予測するために読んでいるのではなく、本来的な「私」が目指す教育を見失わないようにしなければ、私自身がぶれてしまうような気がする。そういう動機で教育関係の書籍を読んでいることは断っておきたい。

さて、この本だが、おおよそ、共感するところが多い。しかし、上げ足とりな批判とも思える記述もあり全面的に受け入れとはいかない。また、露骨な教育現場の記述があるが、本当にこんなこと書いていいのか?と思わされる。彼の職場の視点も正確なのかどうかはよくわからないから。

一応、覚書を残しておく。

  1. 知識の集積としての学力
  2. マキシマム・エッセンシャル(進学教育)とミニマム・エッセンシャル(市民形成)
  3. ミニマムからマキシマムへつなげることのできる力
  4. 共同体的と契約社会的なもの
  5. 社会化と個性化
  6. 人間は学力だけではないという正論
  7. 学ぶことは人の本能ではない
  8. 教師は教師の知的・人格的卓越性の上野あるのではなく、教師という社会地位にある
  9. 学校は、一人前として扱うところではなく、一人前にするところ
  10. 公的領域と私的領域と公共領域
  11. 正しいものは一つ?ではない
  12. 社会はグローバル化されるものではない
  13. わからないことを抱え込み続ける、という学力
  14. 真理や科学、みんなの幸福とどうつながっているのか=精神的な喜び、真理への接近、世界を知ること
  15. 斉藤孝批判
  16. 尾木直樹批判
  17. 福田誠司批判
  18. 藤原和博評価

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2009年1月 3日 (土)

三国志 1~7

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97-1-%E6%BD%AE%E6%BC%AB%E7%94%BB%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A8%AA%E5%B1%B1-%E5%85%89%E8%BC%9D/dp/4267014418/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1230927844&sr=1-1

漫画なのだが、中学生のときに何冊か読んだのだ。しかし当然、すべてを読んでいるわけもないので、また読んでみようと手を出した。レッドクリフの影響である。

が、やばいことになった。休みの2日で7冊しか読めない。全60巻である。漫画というのは10年以上、まともに読んでいないわけで、読み慣れていないこともある。なかなか、上手く読みこなせない。文字ばかりを追ってしまって、絵を見過ごしてしまう。そうすると誰が誰だかわからなくなる。

大学生の頃から漫画はなかなか進まなく、イラッとしてしまい読まなくなってしまっていたのだが、ここまで読めなくなっているとは思っていなかった。

あと53冊。

全然感想になっていないですね。

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閉塞経済 金融資本主義のゆくえ

http://www.amazon.co.jp/%E9%96%89%E5%A1%9E%E7%B5%8C%E6%B8%88%E2%80%95%E9%87%91%E8%9E%8D%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%88-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%87%91%E5%AD%90-%E5%8B%9D/dp/4480064400/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1230926691&sr=8-1

サンデーモーニングなどでもお馴染みの金子勝氏の新書。

率直な感想としては大絶賛。但し、第1章は経済学を学んでいない私には扱っている言葉が難しく、通常の2倍かかって読んだ。しかしながら、2章からはコメンテーターとして話している金子勝の言葉となっている。

この本が優れているのは、経済学者が多方面にわたって、経済を眺めることができていることである。現在の経済学の教科書的発想ではこの世界恐慌は回避できないことを述べる。経済学は多方面から考察しなければならない時代に突入しており、その分野は、医療・介護・福祉・教育と裾野を広げなければならない。また経済学の理論に時間軸が無いことも指摘している。特に教育では苅谷氏の引用もされている。

経済学をまともに勉強したことが無いので知らなかったのだが、経済学は科学なんだなぁーと感じた。科学だから、セイフティーネットや人権などを加味して論じられないというのが今までの考え方であったのだろう。この旧来の経済学とこれからの経済学とは切り離して新しい経済学が研究されなければならない。当然、裾野を広げた教養が必要となるが、恐らく、今後の日本の教育は、どの分野でも、こういった裾野を広げていく視点が必要であると思う。

基本的には「理系×文系」という学問を立てていく。例えば、情報工学×言語学、医療×社会学、医療×福祉、工学×社会学・・・など。そういう意味で国際基督教大学のような大学の在り方は望ましいのかもしれない。、

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2009年1月 1日 (木)

レッドクリフ Part1

http://redcliff.jp/index.html

御存知、ジョン・ウー監督の作品。三国志の一部(赤壁)を切り抜いてアクション化したものと考えた方が良い。三国志を描いていると思って観るとがっかりするだろう。

しかし、ジョン・ウー監督の描き方はやはり凄いなぁ、と思わされる。それなりに見入ってしまう作品。キャスティングがかなりいい。特に周瑜役のトニー・レオン。やはり名俳優と言わざる得ない。あと中村獅童が特別出演となっているが、彼もなかなかいい。発音がどうかはわからない。そんなに上手く発音できるとは思えないので吹き替えではないか、という疑惑は持っている。一番良くないのは孔明役の金城武。かなりのボリュームで登場するが、あまりいいキャスティングではなかったように思う。今回は白鳩は出る幕が無いだろう、と思ったら、最後にしっかり出てきました。

やはり、この映画は今季の正月映画では最大だったのではないだろうか。それが宣伝や映画館、映画会社の見込み違いを起こしているようにも思う。今日はスガイで観たが、100人規模のちっちゃなスクリーン。それで良かったのだが、1日ということもあり、客席はぎゅうぎゅう。もっと余裕を持たせて、客を入れようとする意気込みが欲しい。

少なくとも、「地球が静止する日」よりもずっとグレードもキャスティングもいい。

Part2にさらに期待したい。

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